J1最多出場記録だけではない。各種スタッツで見る“鉄人”遠藤 保仁の唯一無二の凄さ

J1最多出場記録だけではない。各種スタッツで見る“鉄人”遠藤 保仁の唯一無二の凄さ

J1最多出場記録だけではない。各種スタッツで見る“鉄人”遠藤 保仁の唯一無二の凄さ

J1リーグが再開した7月4日の第2節。C大阪との試合にスタメン出場したG大阪の遠藤保仁が、J1通算出場試合数を632に伸ばし、リーグ記録を塗り替えた。1998年に横浜Fでデビューを果たして以来、23年目での偉業達成である(2013年はJ2でプレーしており、J1では22年目)。その後もその数を増やし、第7節終了時点で635試合としている。遠藤に続くのは631試合の楢﨑正剛。3位は593試合の中澤佑二。両者はすでに現役を退いているため、今後その数が伸びることはない。遠藤を除いた現役トップは阿部勇樹の547試合。遠藤との差は61試合と大きく、簡単に上回ることはできないだろう。23年間に渡ってコンスタントにピッチに立ち続けた遠藤のこの偉業は、今後しばらく超える者が現れないほどの、偉大なる記録であることは間違いない。※画像をクリックして拡大出場記録をシーズン別に見ていくと、京都サンガに在籍した2000年から、J1ではほとんど休みなくピッチに立ち続けていることが分かる。体調不良に見舞われた2006年と2008年を除き、ほとんどの試合に出場している(1998年と2005年以降は全34試合。1999年から2004年は全30試合。2013年のJ2は全42試合)。とりわけ際立つのは昇格後、即優勝を成し遂げた2014年。全試合に先発出場し、途中交代はわずかに2試合のみだった。この年、遠藤はMVPを獲得している。昨季はやや出番が減少したが、それでも28試合に出場。今季も5試合に出場し、開幕ダッシュに成功したチームにおいて、十分な存在感を放っている。出場試合だけでなく、ゴールの数でもリーグの歴史にその名を刻んでいる。積み上げた得点の数は103。これは歴代13位の記録で、MF登録選手としては藤田俊哉の100を上回り、歴代トップとなっている。※画像をクリックして拡大対戦相手別に見ると、11得点を決めている広島が一番のお得意様。9得点の神戸、8得点の名古屋と続く。一方で苦手とするのは清水だ。35試合戦って、一つもゴールを挙げられていない。カップ戦を含めても無得点となっている。対戦が20試合と少ないとはいえ、大宮からもゴールを奪えておらず、遠藤にとってオレンジは、アンラッキーカラーなのかもしれない(新潟からは5得点を奪っているが……)。ちなみに横浜F、京都時代にG大阪とは合わせて5試合対戦しているが、ゴールを決めることはできなかった。※画像をクリックして拡大2001年から在籍するG大阪でのデータを見ていくと(J2時代を含む)、通算98得点はクラブ史上最多(J1では93得点)。PKとFKが半数を占めるのは、遠藤という選手の特長を表していると言えるだろう。最も一緒にピッチに立ったのは、400試合(J2、カップ戦含む)の二川孝広。2016年途中まで在籍した同年代の盟友は、遠藤にとって特別な存在と言えそうだ。一方、「2008年から」の注釈付きだが、最もアシストを提供したのは、宇佐美貴史パトリックの2人。現在もチームメイトである2人のストライカーが、遠藤にとってのベストパートナーと言えるだろう。※画像をクリックして拡大やはり遠藤といえば、そのパスワークこそに真骨頂がある。こちらも2008年からのデータが、年度別にアシスト数とパス数を記載した。まずアシストは、2009年、2010年、2013年(J2)、2014年と4シーズンで二桁超え。2010年は出場30試合で15アシストと、2試合で一つのペースで量産した。近年はセットプレーのキッカー役を他選手に任せる機会も増えたため、アシストの数は減少気味だが、それでも毎年コンスタントにゴールを演出しているのは、疑いのない事実である。またパスの本数でもほぼ毎年のように、リーグで10本の指に入る数を記録。G大阪の攻撃は遠藤を中心にボールが回っていることを表すデータだろう。昨季は出場試合が少なかったとはいえ、1試合平均で90本のパスを記録。成功率も90%近くをはじき出した。※画像をクリックして拡大一方で、テクニックに優れる司令塔のイメージが強いため、運動量が少ない印象を持たれているが、このデータでも遠藤は際立った数字を残している。トラッキングデータが導入された2015年からの通算走行距離を見ていくと、遠藤は1605.5㎞を走り、5位にランクされている。もちろん走行距離は試合数に比例するものだが、1試合平均では11㎞近くを走破。アラフォーのプレーヤーとして、そのスタミナは脅威と言えるだろう。※画像をクリックして拡大最後のデータは2017年からのプレーデータをもとに、ボランチのタイプを守備型とパサー型に分類したもの。上に行けば行くほど守備での貢献度が高く、右に行けば行くほど、攻撃面に関わっていることが表れている。遠藤は守備の数値こそ高くないものの、シュート関与パスは1試合平均で3.5本を超えている。これは大島僚太ソウザ青山敏弘に次ぐもので、日本サッカー史にその名を刻む名パサーは、今なお多くのシュートシーンを導いていることが分かる。※画像をクリックして拡大そんな遠藤保仁のJ1リーグ632試合出場を記念したBlu-ray&DVD「ガンバ大阪遠藤保仁632試合出場までの軌跡」が予約受付中だ。(※8/2(日)22:00まで)この作品は、40歳の節目の年に金字塔を打ち立てた遠藤保仁の“すごさ”をガンバ大阪で一緒にプレーした選手やライバルなど7人の関係者の証言から描いていく。さらに遠藤のヒストリーやこれまでの全てのゴールを振り返るオールゴールや厳選アシスト集なども収録。40歳でも現役を続ける遠藤保仁のすごさが詰まった完全保存版の一枚となる。「ガンバ大阪遠藤保仁632試合出場までの軌跡」【価格】Blu-ray6,600円(税込)DVD5,500円(税込)【受付期間】8/2(日)22:00まで【発送時期】9月下旬頃より順次発送予定【販売場所】ガンバ大阪オンラインショップhttps://store.gamba-osaka.net/商品の詳細はこちらhttps://www.gamba-osaka.net/news/index/no/11109/